0522 喫煙と健康について

こんにちは アスケア治療院 関口満です

喫煙と健康について、アスケア的な考えを

実は、先日このニュースをみて、立場をはっきりさせなければと思い
このブログを書くに至りました。
禁煙のNTC宿泊棟で喫煙ハンドボール代表8人を処分
http://www.asahi.com/sp/articles/ASH5N4DCGH5NUTQP011.html

好成績を残せるアスリートが、喫煙者であると
喫煙する理由になってしまう責任は重いと考えています

「代表の○○さん」も吸っているし、競技と関係ないでしょう??
これ、治療の現場でしょっちゅう聞きます

悲しいですけど、よく聞きます
後進が、真似するんですよ

治療する側として、「喫煙」についての考え方って色々あると思います

・ストレスとの天秤
・そこまでは関与しない
・自分も吸っているし、特に問題ないとしている

まあ、色々あります20歳過ぎたら、自己責任ですし
私自身も29歳までは、1日半箱程度吸っていましたし
元喫煙者でありますので、未経験ではありません

自由にしたらいいのです、僕も宴会の同席など全然問題ないのですが

それは治療や健康とは逆行していると、言わざるを得ない

「習慣として依存している人から取り上げると、その際に発生するストレスをどうするか?」

精神的な安定や、ストレスなどの解消のために喫煙をしていると明言されている方には
中々禁煙を言い渡すのは、大きな生活習慣の変化を起こすことであることはわかります

実際自分も、集団に対し禁煙を勧めて、総スカンくらったこともありますので、
理解はしていますが

事実として

・命の生まれる産婦人科では、喫煙者の扱いに制限を設けています
・手術前に禁煙指示し、創傷治癒の遅延を危惧する病院があります
・喫煙者の手術を断る病院があります

なにより、腰痛に関しては喫煙と椎間板の関係は学会発表のデータがいくつかあります

たばこは腰痛にもいけません
日大教授らが学会で発表へ
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/1540/home11.htm

椎間板の弾力が失われる原因としては、ニコチンによる血流障害が起こり
コラーゲンの破壊が起こされているといわれています。

直接喫煙も、受動喫煙も同様であると考えると

NTCが禁煙であるのは、当たり前なわけです

いくらトレーニングしても、いくら戦術強化しても
トレーナーがいくら治療しても、最新器具でコンディショニング整えても

アスリートとして、致命的な「腰痛」の要因を自ら摂取し
周りにもふりまいていると同意義になるのです。

監督が煙草を吸っていて、「早く腰痛治して練習しろ!」と叱っているのは
言葉だけは治せと言っていますが
吐いている息と、その部屋の空気は、腰痛を誘発しているのと、同意義です。

生命保険も聞かれるでしょ?喫煙の有無
死や疾病にかかる可能性高いので、確率の仕事としては
抑えて当然のポイントなわけです

禁煙だけが諸原因であるとも思っていませんが、
手の届かない椎間板の環境を悪くする意味ありますかね??

だから、アスケア治療院ではホームページにわざわざ禁煙を記載しています
http://www.ascare.net/concept/

煙草を吸いませんし、吸わせたくない
治療者が、たばこのにおいを纏っていたら、悪化の要因を
提供しているといえますし、なんだか本末転倒なんです
不快に思われる方も、いらっしゃるでしょうし
前提に対してのご意見もあるかと存じますが

当方は、このように考えております。